当院では年間約800件の外科手術を実施しています。それを支える先端の機器を紹介します。

手術顕微鏡やテレビ・レントゲンを備えています

手術顕微鏡やテレビ・レントゲンを用いてめの手術や脊髄外科を行っています。

エチレンオキサイドガス滅菌器

オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)の使用に適さない手術機材などの滅菌に使用します。エチレンオキサイドガス(EOG) を用いた滅菌器です。

比較的低い温度での殺菌が可能ですから、プラスチック類の変質や変形が生じません。

オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)

手術機材を高圧・高温下で滅菌する際に用います。これにより熱湯に耐性をもつ菌も滅菌する事ができます。

炭酸ガスレーザー

当院では炭酸ガス・レーザーを備えています。この装置は炭酸ガス(二酸化炭素)を媒質に赤外線領域の連続波や高出力なパルス波を得るもので、出血を抑えて手術を実施する事が可能です。従って、腫瘍などを除去する際に患畜の負担を減じる事ができます。

超音波手術システム、ソノサージ(SonoSurg)を導入

超音波手術システム、ソノサージ(SonoSurg)当院では超音波手術システム、ソノサージ(SonoSurg)を導入しています。

これは超音波バサミ、あるいは超音波凝固切開装置ともいうべき先端の手術機器であり、超音波で組織を凝固させてから切開をするものです。

これによって出血を抑え手術中のワンちゃん、猫ちゃんの体への負担を軽くしながら効率的な手術を行う事ができます。

気化器 / 麻酔器 / 人工呼吸器

吸入麻酔を行うための気化器(麻酔器)は心電図などのモニターと連動させて、安全な麻酔状態を維持しながら手術を進めます。

内視鏡

相対的に外科手術を多く手がける北軽井沢動物病院では様々な医療器具を取り揃えています。内視鏡もそのひとつ。

内視鏡は、その操作に熟練の技術が必要なのは論を待ちませんが、それ以外にも動物の消化器など、深い知識を要求されます。

写真は内視鏡で検査を実施中の土屋院長。

臨床化学分析装置

当院で備えた生化学検査器(SPOTCHEM / スポットケム)は、血糖値やコレステロール、脂肪、タンパク、電解質、ミネラルや、腎機能や肝機能の指標となる血中成分を調べる事ができます。

血液検査を外部の検査機関に外注する動物病院もありますが、当院では病院内で検査する事により迅速な病気発見や健康診断が可能です。

血球計数器機

血球計数器は、白血球、赤血球、血小板といった血液の血球成分を測定する機械です。

これによって貧血や炎症の有無などを検査する事ができます。

血液検査を外部の検査機関に外注する動物病院もありますが、当院では病院内で検査する事により迅速な治療を実施する事が可能です。

エコー(超音波装置)を備えています

エコー(超音波装置)を用いる事で、愛犬や愛猫の身体を傷つけることなく内蔵を検査する事ができます。

また妊娠検査に使用する事ができます。

AED(自動体外除細動器)を備えています

心肺蘇生に有用な動物用のAED(自動体外除細動器:Automated External Defibrillator)を備えています。

心電図と治療台

心電図(治療台の左奥)と体重計を兼ねた治療台。

心電図は動物の心臓の働きに異常がないかを調べるために使用します。